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上下水道料金等の比較(引っ越し時の固定費の見直し)

生活

 上水道及び下水道を使用している場合、ほとんど使用しない方でも、一般的には最低でも上下水道の基本料金がかかります。つまり、上下水道料金は、アパート代に比べれば僅かな額だとは思いますが、固定費として毎月(地域によっては2か月に1回)請求されます。
 また、上下水道の基本料金や計算方法などは地域によって異なります。
 そこで、どれほど料金の差がでるか等を、違う地域で比較してみました。

前提

  • ここでは、任意の2つの地域で比較しております。最高料金と最低料金の地域との比較ではありません。
  • 2つの地域を、以下、A市とB市として比較していきます。
  • 超過料金のかからない、一人暮らしの方が使う水量(基本料金内の水量:10㎥以下)の場合で比較します。
  • 上下水道の用途はどちらも、一般家庭用、一般汚水用です。
  • 水道メーター(量水器)の口径はどちらもΦ20です。
  • どちらも、市区町村に直接個人が開始等の手続きをして料金を払う場合です。アパート独自設定の定額料金などの場合ではありません。

上下水道料金(超過料金なしの場合)の比較

 以下、A市とB市の上下水道料金(超過料金なしの場合)を比較した結果です。


A市・・・1か月の上水道料金と下水道使用料の合計は約2,750円。 → 年間 約33,000円
B市・・・1か月の上水道料金と下水道使用料の合計は約3,500円。 → 年間 約42,000円

 このように、住む地域が異なるだけで、1か月約750円、年間で約9,000円もの差がついてしまいます。
 上下水道について使用河川や消毒施設・方法等のこだわりがない方であれば、A市とB市なら、A市に住む方が上下水道の料金でいえばお得になります。

上下水道料金(超過料金なしの場合)の計算方法

 市区町村によって上下水道料金(超過料金なしの場合)の計算方法は若干異なるかもしれませんが、だいたい、次のような計算方法です。

【1か月の上下水道料金の計算方法】
   基本料金×消費税   あるいは  (基本料金+水道メーター使用料)×消費税

 基本料金とは、使用水量にかかわらず請求される料金のことです。
 一般的に1か月の使用水量が0~10㎥以内の場合は、上下水道料金は基本料金のみで計算されます(料金=基本料金×消費税)。
 しかし、市区町村によっては水道メーター(量水器)使用料というものが加算される場合もあります。これも、基本料金と同様に、使用水量にかかわらず毎月請求されるものですので、実質的に基本料金みたいなものです。

(参考:超過料金について)
 使用水量が基本料金内の水量を超えると、超過料金がさらに加算されます。超過料金についも、市区町村によって異なります。超過水量1㎥につき、一律〇円のところもあれば、〇~△㎥なら◇円、▲㎥以上なら■円という設定をしているところもあります。水を大量に使用する方は、確認しておいたほうがよいかもしれません。

基本料金以外の比較

超過料金

 使用水量が基本料金内の水量を超えた場合に請求される超過料金においては、上下水道ともに、基本料金が低いA市の方がB市より高いという結果になりました。
 ですので、大量に水を使う人にとっては、基本料金は高いが、超過料金の低いB市の方がお得になるかもしれません。

検針の回数

 基本料金が低いA市の方は、2か月に1回の検針です(2か月に1回の請求)。対して、基本料金の高いB市の方は毎月の検針でした(1か月に1回の請求)。
 ですので、漏水した場合は、基本料金が高いB市の方がはやく気付ける可能性があります。

まとめ

 以上、2つの地域の上下水道料金等を比較しました。
 単純に基本料金だけを比較した場合、地域が違うだけで、まあまあ料金の差がありました。
 上下水道料金だけで引っ越す人は少ないと思われますが、引っ越しの際の1つの要素として参考になればと思います。

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