私の令和4年分の所得税等の確定申告(還付申告)が、令和5年(2023年)2月に無事完了したので、備忘録として
- スケジュール
- データ(ファイル)の読み込み
- 確定申告書等の作成~送信時間
- 使用したデータと書類
について記録しておきます。
今回も去年と同様に、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で確定申告書等(青色申告決算書・所得税の確定申告書)を作成し、「ID・パスワード方式」のe-Tax(電子申告)で提出(送信)しました。
令和5年(2023年)1月以降のスケジュール
令和4年分確定申告(還付申告)が完了するまでの、令和5年(2023年)1月以降の私のスケジュールは以下のようになりました。
- 1月末:令和4年分確定申告書等の作成に使用するデータや書類が全て揃う
- 2月上旬:令和4年分確定申告書等を作成し、e-Taxにて送信(還付申告のため、令和5年2月15日(水)以前に提出することができました。)
- 2月下旬:「国税還付金振込通知書」(はがき)が届く
- 2月下旬:国税還付金が口座に振り込まれる(「国税還付金振込通知書」に記載されている「手続開始年月日」の翌日に振り込まれていました。ちなみに去年は、「手続開始年月日」の3日後が振込日でした。)
私の場合は、令和4年分確定申告書等をe-Taxで送信してから18日後に還付金が振り込まれました。
データ(ファイル)の読み込み
今回の確定申告では、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で、データ(ファイル)の読み込みをしてみました。
データを読み込むと、去年のデータを引き継げたり、情報が自動で入力されたりします。
データの読み込みによって、確定申告書等作成コーナーでの入力が一部省略できたので、去年よりも申告が楽になったように感じました。
令和4年分確定申告(還付申告)において、私が読み込んだデータ(ファイル)は、以下の2点です。
- 昨年分の確定申告書等のデータ
- 特定口座年間取引報告書のXMLファイル
昨年分の確定申告書等のデータ
昨年分の確定申告書等のデータとは、確定申告書等作成コーナー利用時に保存した去年(令和3年分確定申告)のデータのことです。
拡張子が「.data」となっているファイルに保存されており、読み込むことで、税金の計算に影響のない項目を昨年分のデータから引き継ぐことができます。
私は「r3syotoku_kessan.data」というファイルを読み込みました。
特定口座年間取引報告書のXMLファイル
私が利用している証券会社では、ホームページから令和4年(2022年)分の特定口座年間取引報告書を閲覧・保存することができました。
去年の確定申告では特定口座年間取引報告書のPDFファイルを閲覧しながらデータを手入力していたのですが、今年は令和4年(2022年)の特定口座年間取引報告書のXMLファイル(拡張子が「.xml」となっているファイル)を読み込んだため、手入力の手間を省くことができました。
XMLファイルを読み込むと、特定口座年間取引報告書の情報が自動で入力されるため、入力ミスも防げて便利だと感じました。
なお、読み込まれた数値が正しいかは、特定口座年間取引報告書のPDFファイルを閲覧して確認しました。
確定申告書等の作成~送信時間
国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で確定申告書等を作成・送信する際は、多くの項目を入力・確認することになります。
令和4年分確定申告書等の作成に必要な資料やデータをまとめて、情報をほぼ入力するだけの状態にしていても、確定申告書等の作成から送信までには約4時間かかりました。内訳としては、青色申告決算書の作成に約2時間、所得税の確定申告書の作成に約2時間の合計約4時間です。
今年はデータ(ファイル)の読み込みをした分、去年よりは作業時間が短縮されたと思いますが、わからないことを調べながら作成していたこともあって時間がかかってしまったのだと思います。
とは言え、令和4年分確定申告書等の作成は午後から行いましたが、その日はe-Taxが24時間利用可能な日だったため、確定申告書等の作成と送信の両方を1日で完了させることができました。
使用したデータと書類
国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で、令和4年分確定申告書等を作成・送信する際に、私が主に使用したデータと書類は、以下のとおりです。
- 帳簿のデータや控除金額など(確定申告書等に入力するだけの状態にまとめたもの)
- 昨年分の確定申告書等のデータ(上述のデータの読み込みに使用)
- 令和4年(2022年)分の特定口座年間取引報告書(XMLファイルは上述のデータの読み込みに使用、PDFファイルはデータの確認に使用)
- 令和4年分確定申告のお知らせ(2023年1月頃に届いた税務署からのハガキ。国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーを利用したことがある人などに送付されるもの。利用者識別番号(16桁)と整理番号の入力に使用)
- 利用者識別番号等の通知(過去にID・パスワード方式の届出をした際に税務署で発行された通知。ID・パスワード方式でe-Taxするために必要な、「利用者識別番号(16桁)」と「暗証番号」が記載されている。利用者識別番号は、「令和4年分確定申告のお知らせ」ハガキに記載されているものと同じでした。)
- 2022年分の支払調書(第二表の「所得の内訳」へ入力)
- 保険料納付済額のお知らせ(社会保険料控除の申告)
- マイナンバーカード(マイナンバーの確認に使用。マイナンバーの入力は不要でした。)
など
なお今年は、還付金の受取口座として「公金受取口座」を選択したため、通帳を準備して口座を入力したり確認をしたりする手間を減らすことができました。(公金受取口座は、マイナポイント第2弾申込みの際に既に登録済み)
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