この記事では、口の健康の大切さを知ることができる本である『歯・口・咀しゃくの健康医学 ― 口腔はカラダの中心』について紹介します。
この本により、私は嚙む力が弱くなっている状態であることがよくわかり、きちんと嚙むことの大切さを再認識することができました。
紹介する本
紹介する本は、以下の通りです。
- タイトル:歯・口・咀しゃくの健康医学 口腔はカラダの中心
- 著者:林 晋哉(はやし しんや) 歯科医
- 出版社:さくら舎
- 発売日:2022年4月7日頃
本の大まかな内容
この本は、第1章から第6章で構成されており、それぞれの章の大まかな内容は、以下の通りです。
- 第1章・・・口と全身は密接に影響し合っている
- 第2章・・・嚙み合わせや嚙む力が大事な理由
- 第3章・・・正しい歯周病対策(細菌以外の歯周病の原因)
- 第4章・・・口の不具合を放っておかないようにすることが、健康寿命を延ばす第一歩
- 第5章・・・インプラントのデメリット
- 第6章・・・口の健康が全身の健康につながる
こんな人におすすめ
この本には、歯科医である著者の経験や考え方などが書かれており、特に以下の人におすすめだと感じています。
- 健康になりたい人
- よく嚙む習慣を身につけたい人(乳児から大人まで)
- 歯周病について詳しく知りたい人
- インプラントに関心がある人 など
この本を読んだきっかけ
私は最近、
- 歯並びが悪い
- 視力が低下してきた
- 疲れやすい
- すぐに眠くなる
- やる気が出ない
などの不調が多いと感じていました。
この原因はもしかしたら、口にあるのではないかを思い、この本を読んでみようと思いました。
この本を読んだ後の行動
この本を読んだことで、嚙む力の大切さがよくわかりました。そして、嚙む回数を増やして嚙む力を鍛えようと、すぐにガムを買いに行きました。
今のところ、毎日ガムを嚙んで、嚙む力を鍛えています。
この本を読んで変わったこと
この本を読んで毎日ガムを嚙むようになってから、すぐに疲れて眠くなることは減りました。やる気も少し出たように感じています。
ガムのおかげかは不明ですが、たくさん嚙むことによって健康に良い変化があらわれたのかもしれません。
特に興味を持った内容
今回紹介した本の中で、私が特に興味を持った内容は以下の通りです。
- 嚙む力が弱い人が増えている(第2章)
- 細菌以外の歯周病の原因(第3章)
- きちんと嚙めるかどうかが健康を左右する(第4章)
嚙む力が弱い人が増えている
現代では、軟らかい食べ物が好まれる傾向があり、嚙む回数も少なくなっているそうです。その結果、嚙む力が弱い人が増えているようです。
嚙む力が弱くなると、歯並びの乱れや視力低下などにつながるそうなのですが、それはまさに私のことでした。
私の場合、視力低下は中学生の頃に起こりました。これは、小さい頃に嚙む力が弱かったことが原因の一つだと思います。
歯並びの乱れについては、働いて数年経ってから気になり始めたので、忙しい仕事環境が原因だったのだと思います。休みや昼休みの時間がほとんどとれなかったため、1回の食事時間が徐々に減っていき最終的には10分程になってしまったことや、口の状態も気にかけている暇がなかったことが悪化した原因かと思います。
細菌以外の歯周病の原因
歯周病の原因は、ストレス・強い嚙みしめなど複数あり、歯磨きによる細菌の除去だけで治るというものではないそうです。
どんなにきちんと歯の手入れをしていても、歯周病の症状に悩まされている場合は、歯以外の体の調子を整えることで、改善するかもしれません。
きちんと嚙めるかどうかが健康を左右する
入れ歯やブリッジが自分に合っていないなど、きちんと嚙めない状態が続くと、体の不調につながることがあります。
例えばこの本に書かれている入れ歯の失敗例では、入れ歯の不具合が虫歯や歯周病だけでなく、一部の頭髪が抜けた原因にもなっていました。
一方、きちんと嚙める入れ歯を入れることで、重度のめまいが消失した・姿勢がよくなった・手足の冷えが軽減したなど、体の状態が改善した人がいるそうです。
つまり、きちんと嚙めるかどうかが健康や今後の人生を左右すると言えそうです。
まとめ
体の調子が良くないと感じたら、もしかしたら、口の健康が損なわれているのかもしれません。逆に、口の状態が良くないのは、口以外の不調が原因かもしれません。
きちんと嚙めているか・嚙む力が衰えていないか・体に違和感はないかなど、普段から自分の健康状態を把握しておき、必要に応じて病院に行ったり、ガムを嚙むなどして嚙む力を鍛えたりすることが大切だと思いました。
・今回紹介した本
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