洗濯後の洗濯物に黒や茶色の小さなゴミ(黒カビ)が付くようになったので、酸素系の洗濯槽クリーナーを使用して、縦型の洗濯機(乾燥機能付き全自動洗濯機、2012年製)を掃除しました。
今回紹介する『酸素系洗濯槽クリーナーを使用した縦型洗濯機の掃除方法』は、実際に私が2023年8月に行った掃除方法であり、洗濯槽に蓄積していた多くのカビは落とせましたが以下の欠点がありました。
- 糸くずフィルターを外さなかったため、掃除後は糸くずフィルターに黒いゴミ(カビ)が多く溜まって汚れる
- 糸くずフィルターが付いていた部分の洗濯槽の汚れを落とせない
この2つのデメリットがあるため、個人的に特にオススメという掃除方法ではありませんが、備忘録として記述しました。
■ 参考記事
酸素系洗濯槽クリーナーを使用した縦型洗濯機の掃除方法
私が2023年8月に、酸素系洗濯槽クリーナーを使用して縦型洗濯機を掃除した方法は、以下のとおりです。
- 洗濯槽の中身が空っぽであることを確認する
- 高水位まで水を洗濯槽の中に入れる
- 酸素系洗濯槽クリーナーを洗濯槽の中に入れる
- 3時間つけ置く
- 「標準コース」で洗濯機を回す
- 洗濯槽の中を確認
洗濯槽の掃除に当たって参考にしたものは、洗濯機の取扱説明書と、使用した酸素系洗濯槽クリーナーのパッケージに書いてあった説明のみです。
①洗濯槽の中身が空っぽであることを確認する
洗濯槽クリーナーを使用する洗濯機の掃除は、洗濯槽の中身が空っぽの状態で行います。
洗濯機の中に衣類などが入っていないことをまず確認しましょう。
洗濯槽の中身が空っぽであることを確認したら洗濯機のフタを閉め、水道蛇口を開いて、洗濯機の電源を入れました。
②高水位まで水を洗濯槽の中に入れる
洗濯機やクリーナーの説明書に従い、高水位まで、水を洗濯槽の中に入れました。
水かぬるま湯
私が使用した酸素系洗濯槽クリーナーの説明書には、水でも効果はありますが、水のかわりに「ぬるま湯(40℃ぐらいのお湯)」を使った方がより効果的であると書かれていました。
私は洗濯槽の掃除を5年程していなかったので、本当はぬるま湯を使用した方が良かったのだと思いますが、洗濯槽を掃除した日(2023年8月)は気温が高く、暑くてお湯を使いたくなかったため洗濯槽には水を入れることにしました。
また、私が使用している洗濯機の取扱説明書には、洗濯機が故障する原因になるので「50℃以上のお湯は使用しない」ように書かれていました。
使用している洗濯機によっては、ぬるま湯でも使用できないことがあるかもしれませんので、クリーナーの説明書だけでなく洗濯機の説明書も確認しておくと良いと思います。
高水位まで水を洗濯槽に入れるための「コース」を選ぶ
洗濯槽クリーナーで掃除をする場合、洗濯槽の上の方まで洗うために一般的には一番水量の多いコースを選び、洗濯機の最大使用水量(高水位)まで水(又は、ぬるま湯)を入れます。
私は、高水位まで水が溜まったら音で教えてくれる「槽洗浄コース」を選んで、洗濯槽に水を入れました。
③酸素系洗濯槽クリーナーを洗濯槽の中に入れる
洗濯機の取扱説明書に従い、高水位まで水が溜まったら洗濯機の「一時停止」ボタンを押し、酸素系洗濯槽クリーナーを洗濯槽の中に直接入れました。
洗濯槽クリーナーの使用量
洗濯槽クリーナーの1回当たりの使用量は、使用する洗濯機(の大きさ)やクリーナーによって異なります。
ただ、1回の洗濯槽洗浄につき、1個の洗濯槽クリーナーを使い切る商品が多いそうです。
私が使用した市販の酸素系洗濯槽クリーナーの場合も、1回の洗濯槽洗浄につき洗濯槽クリーナー1箱(1袋)全てを使用するようにと書かれていました。
洗濯槽クリーナーを入れる際の水跳ねに注意
洗濯槽クリーナーには「目に入ると危険」「衣類等に付着すると脱色することがある」などの様々な注意事項が記載されています。
そのため、洗濯槽クリーナーを洗濯槽に入れる際に水跳ねしそうな場合は、注意が必要です。
私が使用した酸素系洗濯槽クリーナーは5年程前に購入した粉末タイプのもので、ところどころ塊になっていました。
塊がある状態のまま洗濯槽の中に入れると水が跳ね返ってきて危険だと感じたので、クリーナーの粉末の塊は潰す・砕くなどしてから入れると良いと思いました。
④3時間つけ置く
洗濯槽の中に水と洗濯槽クリーナーを入れた後は、クリーナーの説明書に従い、3時間つけ置きました。
つけ置き時間
つけ置き時間は、洗濯槽クリーナーや汚れ具合によって異なります。
つけ置きしなくても良い場合もありますし、もっと長い時間つけ置きしなくてはいけない場合もあります。
私の使用した酸素系洗濯槽クリーナーには、汚れがひどい場合は3時間つけ置きするようにと書かれていたので、洗濯槽の中に水とクリーナーを入れた状態で3時間放置しました。
洗濯機の「槽洗浄コース」
洗濯槽に水と洗濯槽クリーナーを入れた後は、洗濯槽クリーナーを水に溶かすために数分~10分程かくはん運転をし、そのあとつけ置き(放置)すれば良いそうです。
しかし私の洗濯機の「槽洗浄コース」ではそのように動作せず、洗濯槽の中に水が溜まったらすぐに排水していたので、故障しているようでした。
そのため、水と洗濯槽クリーナーを洗濯槽に入れた後は洗濯機の電源を切って、そのまま3時間つけ置くことにしました。
長年「槽洗浄コース」を使用していない洗濯機の場合、故障している可能性がありますので、事前に試運転をする等して確認しておくと良いかもしれません。
つけ置き後の洗濯槽の中の状態
3時間つけ置きした後、洗濯機のフタを開けて洗濯槽の中の状態を確認してみると、水面が小さな泡で白くなっており、フタを開ける度に「シュワシュワー」という音が聞こえました。
本当はここで、酸素系の洗濯槽クリーナーによって剥がされた洗濯槽内のゴミ(黒カビ)を全て取り除いた方が糸くずフィルターをあまり汚さずに済んだのかもしれませんが、私は水面の白い泡しか見えなかったため特に何もせずに次の手順に進みました。
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⑤「標準コース」で洗濯機を回す
3時間つけ置きした後は、洗濯機のフタが閉まっていることを確認してから洗濯機の電源を入れ、「標準コース」(洗い→すすぎ→脱水の全自動運転コース)で洗濯機を回しました。
⑥洗濯槽の中を確認
酸素系洗濯槽クリーナーによる洗浄が終わった後(「標準コース」終了後)に洗濯槽の中を確認すると、糸くずフィルターに大量の黒カビが入っていました。
また、糸くずフィルターを外した部分の洗濯槽の汚れは取れていませんでした。
そのため、糸くずフィルターと糸くずフィルターを外した部分の洗濯槽を別に洗浄する作業が必要になりました。
まとめ
今回の酸素系洗濯槽クリーナーを使用した縦型洗濯機の掃除方法は
- 古い縦型洗濯機(乾燥機能付き全自動洗濯機で、2012年製)
- 古い酸素系洗濯槽クリーナー(5年程前に購入した市販の粉末タイプで、ところどころ粉が固まっている)
を使用しており、
- 5年程洗濯槽を掃除していない
- 酸素系洗濯槽クリーナーが効果的に働くぬるま湯を使用していない
- 「槽洗浄コース」の故障により、つけ置き前に洗濯槽クリーナーを溶かすためのかくはん運転ができなかった
というマイナスの条件が揃っていながらも、洗濯槽についていた多くの黒カビを落とせたことが、黒カビが溜まった糸くずフィルターから確認することができました。
しかし、酸素系洗濯槽クリーナーを使用した掃除の後に、糸くずフィルターや糸くずフィルターが付いていた洗濯槽の部分の掃除が必要になりました。
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