この記事では、
- 家庭用の蛍光灯シーリングライトのカバーの外し方・付け方
- 家庭用の蛍光灯シーリングライトの電気代
- 蛍光灯の点灯方式(グロースタータ形、ラピッドスタート形、インバーター形)
について解説します。
蛍光灯シーリングライトのカバーの外し方・付け方
家庭用の蛍光灯式シーリングライトのカバーの外し方・付け方は、商品によって異なります。カバーの外し方・付け方は商品に記載されていることも多いので、記載内容に従い、怪我などしないように注意して作業するようにしてください。
私の場合は、以下の方法でシーリングカバーを着脱することができました。
なお、カバーを取り外す・取り付ける際は、電源を切ってからしばらくした後の、器具の温度が下がった状態で行うと良いでしょう。また、シーリングライトは天井に直接取り付けられている照明器具なので、高い位置にあります。椅子や脚立(きゃたつ)を使う場合は転倒しないように注意しましょう。
蛍光灯シーリングライトのカバーの外し方
- カバーを反時計回りに回転させる
- カバーを外す
蛍光灯シーリングライトのカバーの付け方
- 照明器具本体とカバーのそれぞれに同じマークが書かれているので、そのマークの位置が合わさるようにして、カバーを水平に持ち上げる
- カバーを時計回りにパチンと音がするまで回転させる
- カバーがきちんと固定されているか、落ちてこないかを確認する
蛍光灯のシーリングライトの電気代
家庭用の蛍光灯シーリングライトの消費電力は、6~10畳ぐらいであれば、1時間あたり約70~80Wと言われています。
蛍光灯のシーリングライトの消費電力を77W/時間、1kWhあたりの電気代を25円とした場合、1時間あたりの電気代は約2円となります。
77 W/時間 ÷ 1000 W/kWh × 25 円/kWh = 1.925 円/時間
1kWhあたりの電気代を40円とした場合は、1時間あたりの電気代は約3円になります。
77 W/時間 ÷ 1000 W/kWh × 40円/kWh = 3.08 円/時間
上記2つの条件で、シーリングライトを1日8時間・6時間・4時間使用した場合、1日・1ヶ月あたりの電気代は下表のようになります。
蛍光灯シーリングライトの消費電力が77W/時間、1kWhあたりの電気代が25円の場合
1日の使用時間 | 8時間 | 6時間 | 4時間 |
1日あたりの電気代 | 約15円 | 約12円 | 約8円 |
1ヶ月あたりの電気代 | 約462円 | 約347円 | 約231円 |
蛍光灯シーリングライトの消費電力が77W/時間、1kWhあたりの電気代が40円の場合
1日の使用時間 | 8時間 | 6時間 | 4時間 |
1日あたりの電気代 | 約24円 | 約18円 | 約12円 |
1ヶ月あたりの電気代 | 約739円 | 約554円 | 約370円 |
※照明器具などによって消費電力は異なり、点灯後数秒間は消費電力が約2倍になることもあります。また、契約している電力会社や電気料金プランなどによって、1kWhあたりの電気代(円/kWh)は異なります。
蛍光灯の点灯方式(グロースタータ形、ラピッドスタート形、インバーター形)
蛍光灯を点灯させる仕組みである「点灯方式」には、グロースタータ形、ラピッドスタート形、インバーター形があります。
照明器具の点灯方式に合った蛍光灯を適切に取り付けない場合、故障や蛍光灯の寿命を早める原因になる可能性があります。
それぞれの点灯方式の特徴は、以下の通りです。
グロースタータ形
グロースタータ形は、一般家庭用として広く普及している点灯方式です。
簡単な設計で器具の価格が安いというメリットがありますが、スイッチを入れてから点灯まで数秒かかる・チラツキが出やすい・点灯にはグローランプが必要などのデメリットがあります。
蛍光灯は、「FL」や「FCL」から始まるものなどを使います。
一般家庭でよく使われている2個の蛍光灯がセットになっている照明は、基本的には安定器も2個入っています。そのため、切れた蛍光灯1本だけを新しいものに交換することができです。
蛍光灯を新しくしても点灯しない・蛍光灯の点灯が遅い場合は、グローランプが原因かもしれません。
また、安定器にも寿命(約10年)があり、安定器が劣化したり故障したりすると、点灯不良・異音・発熱(火災)などの原因となります。
ラピッドスタート形
ラピッドスタート形は、店舗やオフィスなどの業務用として普及している点灯方式です。
スイッチを入れると即座に点灯する・点灯にグローランプが不要というメリットがありますが、エネルギー効率が低いなどのデメリットがあります。
蛍光灯は、型番に「M」と記載がされている、「FLR」から始まるランプを使います。
インバーター形
インバーター形は、高周波で点灯するのでチラつきがない・点灯にグローランプが不要・省エネなどのメリットがありますが、価格が高いというデメリットがあります。
蛍光灯は、「FHF」などを使用します。
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