大豆から作られる豆乳(とうにゅう)は、健康に良いとされている飲み物です。
今回は、
- 豆乳を飲むことで期待される健康効果
- 豆乳の1日の摂取目安量
- 豆乳のリスク
について記述しました。
豆乳の健康効果
豆乳には、植物性タンパク質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が含まれており、下表のようなさまざまな健康効果が期待されています。
健康効果 | 関連する栄養素 |
ダイエット効果 | オリゴ糖、タンパク質、サポニン、レシチン |
美肌効果 | イソフラボン、タンパク質、ビタミンE、サポニン、レシチン |
コレステロール改善 | レシチン、サポニン |
高血圧予防 | ペプチド、イソフラボン |
貧血予防 | 鉄、葉酸 |
冷え性改善 | ペプチド、ビタミンE、パントテン酸、ビタミンB1・サポニン・レシチン |
筋肉増強 | ペプチド |
疲労回復 | ペプチド、レシチン |
抜け毛の予防効果 | イソフラボン、タンパク質 |
むくみ改善 | カリウム |
豆乳の1日の摂取目安量
豆乳の1日の摂取量は、食生活・体質・豆乳の種類などによって変わりますが、健康な成人の場合はコップ1杯(200ml)が目安とされています。
ただ、豆乳の他に豆腐や納豆などの大豆製品を普段からよく摂取していたり、イソフラボン含有量の多い豆乳を常飲したりする場合は、長期的に大豆イソフラボンの過剰摂取になる可能性があり身体に悪い影響を与える場合があります。
また、人によってはコップ1杯(200ml)の豆乳でもリスクになる場合があります。
持病があったり豆乳を飲んで具合が悪くなったりする場合は、主治医に相談したり飲む量を減らすなどしましょう。
豆乳のリスク
さまざまな健康効果が期待されている豆乳ですが、豆乳には過剰摂取のリスクや、過剰摂取をしなくてもアレルギーなどのリスクがあります。
豆乳の過剰摂取によるリスク
豆乳を飲み過ぎると、以下のような症状の原因になるリスクがあります。
- 月経周期の延長(女性の場合)
- 女性化乳房(男性の場合)
- 下痢・腹痛
- 肥満(砂糖などが加えられている豆乳の場合)
など
豆乳のリスク(アレルギーなど)
豆乳は、体質や病気などによっては、少量でも体に悪い影響を与える可能性があります。
例えば人によっては、豆乳を少し飲んだだけでも、皮膚のかゆみや赤みなどのアレルギー症状を発症することがあります。
また、豆乳を毎日飲んでも大丈夫な人がいる一方、飲み続けることが健康を害するリスクにつながる場合もあります。
豆乳のリスクが心配な場合は、
- 医師に相談する
- 豆乳の飲む量を目安量よりも減らす
- 大豆製品を食べる場合は豆乳の量を減らす
- 普段の食事の栄養バランスに気を付ける
- 身体や体調の変化を長期的に観察する
などの対策を考えておきましょう。
まとめ
今回の記事を簡単にまとめると、以下のようになります。
- 豆乳を飲むとダイエット効果や美肌効果などが期待できる
- 豆乳の1日の摂取目安量はコップ1杯(200ml)ほど
- 豆乳には過剰摂取のリスクやアレルギーなどのリスクがある
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