※ 当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。商品・サービス等の外部リンクにはプロモーションが含まれている場合があります。

冷蔵庫の冷却方式(直冷式・ファン式(間冷式)・ペルチェ式)のメリット・デメリット

生活

冷蔵庫の冷却方式には、「直冷式」、「ファン式(間冷式)」、「ペルチェ式」があります。それぞれの冷却方式の一般的なメリットとデメリットについて解説します。

直冷式

直冷式のメリット

直冷式の冷蔵庫は、冷蔵庫内の冷却器で直接食品を冷却します。そのため冷却効率が良く、ファンを回す必要がないので、

  • ファンの音がしない
  • ファンによって空気が循環しないので食品の鮮度を保ちやすい
  • 電気代や本体価格が安い
  • 小型サイズを作りやすい

などのメリットがあります。

直冷式のデメリット

直冷式の冷蔵庫には、

  • 定期的な霜取りが必要
  • 機械音が発生する

などのデメリットがあります。

定期的な霜取りが必要

直冷式の冷蔵庫は定期的に霜取りをしないと、冷却力が低下し、霜が大きくなることで冷蔵庫内のスペースが狭くなってしまうだけでなく、故障の原因にもなります。

霜取り作業は一般的に、

  1. 冷蔵庫内の食品を冷蔵・冷凍できる場所に移動させ、
  2. 冷蔵庫の電源を落として(あるいは霜取りモードにして)、
  3. 数時間かけて霜を溶かして、
  4. 溶けた霜を取って、
  5. 冷蔵庫内を拭く

というもので、時間がかかり面倒です。

機械音

直冷式の冷蔵庫は、ファンを回す必要がないのでファンの音はしませんが、コンプレッサー(圧縮機)や冷媒を使用して冷却するので、コンプレッサーによる振動音や冷媒の移動音といった機械音が発生します。

冷蔵庫の音が気になる方は、冷蔵庫を離れた場所に設置したり、機械音があまりしない冷蔵庫を選びましょう。

ファン式(間冷式)

現在、家庭で主に使われている冷蔵庫はファン式(間冷式)といわれています。

ファン式(間冷式)のメリット

ファン式の冷蔵庫は一般的に霜取り機能が付いているため、霜取りをする必要がないというメリットがあります。

ファン式(間冷式)のデメリット

ファン式の冷蔵庫は、冷蔵庫の外に冷却器を設置しており、ファンを使って冷気を冷蔵庫内に送ることで冷却します。この構造のため、

  • 冷蔵庫本体のサイズが大きくなる
  • ファンを回す音が発生する
  • 電気代や本体価格が高くなる

などのデメリットがあります。

ペルチェ式

ペルチェ式冷蔵庫とは、2種類の半導体に電気を流すと熱の吸収と放出を行う「ペルチェ素子」を利用して冷却する冷蔵庫のことです。

ペルチェ式のメリット

ペルチェ式の冷蔵庫は一般的に、

  • 霜取りが不要
  • 音が静か(静音性が高い)
  • 小型サイズである

などのメリットがあります。

ペルチェ式のデメリット

ペルチェ式の冷蔵庫は、冷却力が低いというデメリットがあります。

ペルチェ式の冷蔵庫は、直冷式やファン式と比較して、5℃以下の冷却が難しいです。そのため、よく冷えたものを飲んだり食べたりしたい人には向いていないかもしれません。

また冷却力が低いため、エアコンなどで適切な温度が保たれている状態でのみ冷却できるなど、使用環境が制限されることがあります。

なお、ペルチェ式冷蔵庫の中にはファンを使用している製品もあります。ファンは、冷蔵庫内をはやく冷却したり、放熱をきちんとすることで故障率を下げるために使われます。しかし、ファンの使用によりファンを回す音が気になるかもしれません。

まとめ

以上、「直冷式」、「ファン式(間冷式)」、「ペルチェ式」冷蔵庫の一般的なメリットとデメリットについて解説しました。

個人的には、良く冷えて、霜取り不要で、小型、などの特徴の冷蔵庫が欲しいですが、上述の一般的な冷却方式のメリット・デメリットで考えると難しそうです。

ただし製品によっては、上述のメリットやデメリットに該当しない場合があります。冷却方式にだけこだわらず、自分に最も適した特徴を持つ冷蔵庫を選ぶことが大切です。

関連記事(内部リンク)

コメント