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【賃貸物件】畳と比較したフローリングのメリットとデメリット

生活

フローリングは、主に木で作られた床材です。

フローリングのお部屋のメリットとデメリットについて、畳と比較して解説します。

引越しなどで賃貸物件を選ぶ際の参考になればと思います。

フローリングのメリット

フローリングのメリットとしては、

  • メンテナンスが簡単
  • お部屋をアレンジしやすい
  • 退去費用が安くなる可能性がある

などが挙げられます。

メンテナンスが簡単

フローリングの場合は飲み物などをこぼしても、畳と違って染み込みにくく、すぐに対処することで汚れを完全に取り除ける可能性が高いです。

またフローリングは畳と異なり平らなため、ホコリなどの小さなゴミを簡単に除去しやすく、掃除が簡単です。

さらに、畳のように湿気が多い時に水分を吸収する性質がないため、カビやダニが発生しにくいです。

このように、フローリングは畳と比較するとメンテナンスが簡単です。

お部屋のメンテナンスに時間や労力をかけたくない方は、畳よりもフローリングの方が向いていると思われます。

なおメンテナンスが不適切だと、カビやダニはフローリングでも発生します。

特に、フローリングの床に直接布団を敷く場合は、断熱性や通気性の関係で結露が起こりやすくなるため、畳よりもカビやダニも発生しやすくなってしまいます。

フローリングでも畳でも布団を床に敷きっぱなし(万年床:まんねんどこ)にすると、カビやダニが発生してしまいます。毎日布団を移動させたり、すのこやベッドを使うなどして適切に管理をしましょう。

私は通気性の良いベッドをフローリングで使用していたのですが、フローリングにカビを発生させることはなく、フローリングに関する退去費用は0円でした。

ただしベッドでも布団を敷きっぱなしにしていると、布団やベッドにカビやダニが発生する可能性があります。

また、お部屋の構造や気密性、使用方法によってもカビやダニが発生しやすくなることがあります。

カビやダニを発生せないために、換気のしやすさ(窓の配置や風の通り具合など)や建物の造り(気密性、換気扇や除湿機能付きのエアコンの位置や数など)、お部屋をどのように使う予定か(部屋干しや植物の栽培はカビやダニを発生させるリスクが上がる)などについて考える必要があります。

お部屋をアレンジしやすい

畳の場合は、カーペットやマットを敷くとカビやダニが発生しやすくなります。

対してフローリングは湿気を吸収する性質が無く掃除も簡単にできるため、適切にカーペットやマットを敷き、適切に管理をすればカビやダニは発生しにくいです。

カーペットやマットを敷くことで、ベッドなどの重たいものも運んだり置いたりしやすくなります。

このようにフローリングでは、カーペットやマットを敷いたり、重い物を運んだり置いたりしやすいので、畳よりもお部屋をアレンジしやすいと言えます。

退去費用が安くなる可能性がある

基本的に、退去時の畳の状態が良好であれば、畳の交換費用は借主の負担にはなりません。

しかし賃貸借契約書によっては、『退去時における畳の交換費用は借主が負担する』などと記載していることがあります。

私の場合はこのような内容が賃貸借契約書に記載されており、畳を汚してもいないのに畳の交換費用が退去時に請求されました。対してフローリングについては、ベッドなどの重たいものを置いてできた凹みや経年劣化による損傷があったものの退去費用は請求されませんでした。

このように畳の部屋と比べて、フローリングの場合は退去費用が安くなる可能性があります。

もちろん、賃貸借契約書の内容によっては、フローリングでも余計な費用が発生する恐れがありますので、どのような費用を負担することになるかは事前に確認してから契約しましょう。

なお、自分の管理ミスでフローリングを損傷・汚した場合は、畳よりも高額な費用が請求される可能性があります(後述)。

フローリングのデメリット

フローリングのデメリットとしては、

  • 畳よりも断熱性能が劣る
  • 湿度は自分で調整する必要がある
  • 硬くて、滑りやすい
  • お部屋の匂いは自分で調整する必要がある
  • 賃料が高い場合がある
  • 不適切な管理をすると退去費用が高くなる可能性がある

などが挙げられます。

畳よりも断熱性能が劣る

フローリングは、畳よりも断熱性能が劣るため、冬は足元が冷えやすくなるといったデメリットがあります。

住宅全体の断熱性能が低いと、カーペットやマットなどを敷いても床から寒さが伝わってくることがあります。

お部屋の構造によっては、カーペットやマットの厚さも制限されますので、厚めの靴下やスリッパを履くなどの防寒対策を考える必要が出てきます。

湿度は自分で調整する必要がある

畳は湿度の高い日はお部屋の水分を吸収し、湿度の低い日は水分を放出する性質があるため、お部屋の湿度が快適になるようにある程度調整してくれます。

フローリングにはそのような性質が無いので、自分で除湿や加湿をする必要があります。

硬くて、滑りやすい

フローリングは、畳よりも硬くて滑りやすいです。すなわち転倒しやすく、ダメージも大きくなる可能性があります。自身の身体も大切ですが、携帯電話などの精密機械を落として破損させないように注意しましょう。

お部屋の匂いは自分で調整する必要がある

畳は独特の良い匂いがするだけでなく、お部屋の匂いや有害物質を吸いとって空気をキレイにしてくれます。

フローリングにはそのような作用がありませんので、お部屋の匂いは自分で調整する必要があります。

賃料が高い場合がある

賃料については、畳よりも人気のあるフローリングの方が高い傾向にあると思います。

賃貸物件を探していた時の私の経験ですが、
畳だけの部屋 < 畳とフローリングの部屋 < フローリングだけの部屋
の順で賃料が高くなる傾向がありました。
※一時期のある地域での経験則なので、あまり参考にならないかもしれません。例外もあります。

不適切な管理をすると退去費用が高くなる可能性がある

前述したとおり、適切な管理をしている場合の退去費用については、畳の方が高くなる可能性があります。

しかし借主の不適切な管理によりフローリングを傷めたりカビを発生させたりしてしまうと、畳の部屋以上に退去費用を請求される可能性が出てきます。畳は交換できるのに対し、フローリングは張替え工事などが必要になるからです。

フローリングは畳よりメンテナンスは簡単ですが、管理を怠ると後々大変な目にあうかもしれません。カーペットやマット、布団の下などは目につきにくくカビが生えやすい場所なので注意しましょう。

まとめ

お部屋の管理に時間を割けない忙しい人にとっては、フローリングの方が向いているかもしれません。

また、フローリングのお部屋はアレンジしやすいので、商品で手軽にフローリングのデメリットを解決できたりします。

例えば、

  • カーペットなどを敷いて、断熱性能が低い、硬くて滑りやすいといったデメリットをカバーする
  • エアコンや除湿機・加湿器を使って湿度を調整する
  • カビ・ダニ対策として通気性の良いベッドを使う

などです。

なお商品によっては、虫やカビ・ダニが発生しやすくなるなどの新たなデメリットが出てくることもあるので注意が必要です。

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