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【消防設備点検の備忘録】点検前にしたこと・消防設備点検の内容

生活

先月、新しいマンションに引越ししてから初めての消防設備点検が実施されました(消防法第17条の3の3で定められた点検)。

前に住んでいたアパートでは今回のような点検は実施されていなかったので、消防設備点検前に私がしたこと・実際の消防設備点検の内容を備忘録として記録しました。

消防設備点検のお知らせが届く

消防設備点検が実施される前には、消防設備点検を知らせる案内やショートメールが届きました。

届いたお知らせには、点検日時・点検内容・作業員の入室や立会が必要なことなどが記載されていました。

消防設備点検前にしたこと

消防設備点検では、作業員が部屋の中に入り、室内にある消防設備を点検します。

つまり、作業員が点検をしやすいように、消防設備が設置されている場所の片付けや掃除を事前にしておく必要があります。

というわけで、消防設備点検のお知らせが届いた後、点検前に私がしたことは以下のとおりです。

  1. 消防設備の設置場所の確認
  2. 片付け
  3. 掃除

消防設備の設置場所の確認

消防設備点検前には、まず、消防設備が設置されている場所を確認しました。

基本的に「消防設備の設置場所」=「点検される箇所・入られる部屋」だったので、点検の妨げになる物が消防設備の周囲に置かれていないか・汚れやプライベートなものなど他人に見られたくない物が室内の目に付く所に無いかなどをチェックしておくと良いと思います。

消防設備の設置場所

消防設備の設置場所は、部屋によって異なります。

私の部屋にある消防設備は、天井に設置されている「感知器」(火災の発生を感知する機器)のみでしたが、例えばベランダに避難器具(フタやハシゴ)がある場合はそちらの点検も必要になります。

感知器

私が契約している賃貸マンションにおいては、浴室とトイレを除いた全ての部屋とキッチンに感知器がありました。

基本的に、1部屋につき1台の感知器があり、感知器は天井の照明器具の近くに設置されていました。

ただし、押入れの中に感知器がある部屋においては、1部屋につき感知器が2台ありました。

片付け

消防設備の設置場所を確認した後は、点検がしやすいようにお部屋の片付けを行いました。

通路の片付け

私の場合は天井に設置されている「感知器」のみが消防設備点検の対象になったので、感知器(消防設備)のある場所から点検員が通るであろう経路を予測し、その経路上に障害物やプライベートな物など他人に見られたくない物が無くなるように片付けを行いました。

感知器周辺の片付け

消防設備点検では感知器の作動確認を行うため、感知器の周辺には物を置かないようにする必要があります。

天井に設置されている感知器であれば、物を天井まで積み上げるなどしていない限りは、基本的に感知器周辺の片付けは必要ないと思います。

押入れの片付け

ただし、押入れの中に感知器が設置されている場合は注意が必要です。

私は押入れの中に多くの物を収納していたため、片付けをする前は、感知器が物で隠れて見えない状態になっていました。

そのため、消防設備点検前には押入れに入っていた物をどかして、感知器周囲に物がない状態にしておきました。

押入れの中は完全に空にしなくても大丈夫でしたが、感知器の点検ができるスペースはあけておく必要がありました。

掃除

消防設備点検前には、基本的には消防設備がある部屋と、点検員が通る通路や部屋などの掃除をしておけばよいと思います。

通路の掃除

来客用のスリッパを用意しても部屋や点検員によっては使用されない場合もあるので、点検員の靴下が汚れないように、私は点検日前日と当日に通路の掃除をしました。

目に付く所の掃除

私が契約している賃貸マンションでは、入居者(家族や友人などを含む)が消防設備点検の立会ができない場合は、家主(管理者)が立会をすることになります。

つまり、マンションのオーナーや管理者が訪問し、お部屋の状態を見ていく可能性が考えられました。

実際、私の消防設備点検日には家主と点検員の2人が訪問し、部屋の中に入ったのは点検員1人だけでしたが、玄関付近は家主に見られました。

このようにマンションによってはオーナーや管理者が見に来る可能性もあるので、汚い部屋を見られたくない人は、お部屋の目に付く所の掃除もしておいた方が良いかもしれません。

なお、自分の部屋は見慣れているので、他人が見て変だと思う点が気づきにくくなっていることもあります。点検員や家主などの第三者の目線に立って、改めて自分の部屋を見渡してみると良いかもしれません。

消防設備点検の内容

続いて、私が契約している賃貸マンションで実施された消防設備点検の内容について記述します。

作業内容

消防設備点検の作業内容は基本的に、棒の先に金属の容器が付いた点検器具(加熱試験器と呼ばれるそうです)で各感知器を1台ずつ覆って、感知器が正しく作動するかを確認していくというものでした。

最初に点検された感知器1台においては、家主は室外で玄関のドアを開けた状態にして、点検員は部屋に入った状態で、2人で会話をしながら作業をしていました。

残りの感知器においては、玄関のドアは閉めた状態で家主は室外で待機し、点検員のみ室内に入って作業をしていました。

点検員は、感知器本体に記載されている内容を記録したり、加熱試験器を当てられた後の感知器のランプの点灯を確認したりしているようでした。

消防設備点検の時間

私が契約している賃貸マンションの部屋は小さく、感知器は合計4台しかなかったので、消防設備点検にかかった時間は約5分でした。

なお、点検時間を短くするために、消防設備点検当日はできる限り点検員が通る通路と点検のための障害物をなくすよう工夫しました。

具体的には、点検員が通る部屋のドアや感知器がある押入れのドアを開けっ放しにしておき、部屋にある感知器は全て見える状態にしておきました。

これにより、点検員の移動時間のロス・点検を始めるための時間のロスを減らすことができたと感じました。

必要だったもの

今回の消防設備点検で必要だったものは、特にありませんでした。

ペン・汚れを拭くもの・脚立などがもしかしたら必要になるかもしれないと思っていましたが、どれも不要でした。

つまり、点検後のサインは不要で、水道や布巾なども使用されることなく、ただ立会うだけで大丈夫でした。

スリッパについては、使用されるかはわかりませんが、来客用のスリッパを1つは用意しておけば良いのかもしれないと思いました。(ただし部屋や状況によっては、作業員が複数入室する・スリッパの履き替えが必要になる場合も考えられます。)

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